ハゲワシに遭遇する

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またまた、間があいてしまいました。;^_^A 皆様、ご無沙汰しております。ビケットです。
夏の間は移牧で高所へ行っているので、更新できませんでした。

冗談はさておき、この谷では、羊、牛、馬の移牧が盛んです。
毎年7月初旬から移牧が開始され、9月初旬に下界に降りてきますが、今年は高所での降雨量が少なく、牧草が少ないので、8月中旬過ぎには最初のグループが下山していました。

牛の下山風景牛の下山風景

さて、先日高所でのこと。

高所の風景 その1高所はこんな感じ

高所の風景 その2天気が良いと日差しも強い。紫外線要注意!

高所の風景 その4ガスってる日もなかなか風情のある景色が見られる

高所の風景 その3馬がいた!

水辺水辺もある

遠くの崖の上に、動物一頭の影が。

崖の上に影が。。。わかりますか?崖の上の影、わかりますか?

崖の上の影 アップアップにして、印をつけてみました

あれは、牛さんか羊さんに違いない!ちょっとあそこまで登って一緒に写真を撮ってもらうかー、とビケットは歩を進めました。近づくにつれて、なんかおかしいなぁ、と思うビケット。座ってだらっとしているわけでもないのに、全然動かない。それでも、まだ牛さんか羊さんだろうと思い歩を進めるビケット。
更に近づいた時、その動物が一声鳴きました。

Σ(゚д゚lll)

その声を聞いた瞬間に、ビケットは気がついたわけです。こ、この声は、牛さんでも羊さんでもない!
ひょっとして。。。ハゲワシ?
ハタとその動物のいる方を見ると、その動物は微動だにしていないが、一羽のハゲワシがその側を飛んでいく。。。

シロエリハゲワシこんな感じ(写真はwikipedia仏語版よりお借りしました)

遠くなのに、でかっ!!
仲間を呼んだ?

頭をよぎる知人たちから聞いた話。

曰く、飼っていた5頭のラマのうち3頭がハゲワシに生きたまま食べられた。ラマではないが、出産後の雌馬が生きたまま襲われたという仏語記事
注 ハゲワシの主食は大型動物の死肉

曰く、先週、バスク地方でハイカーが襲われた。ハイカーは命からがら逃げ切った。これは去年隣の谷で起きた同様の事件の仏語記事

これはまずい!慌てて踵を返すビケット。後ろを確認しながらいざとなったら道路へ飛び降りて逃げようと、道路へ寄るように小走りで逃げる。怪我してたら襲われるんだろうなぁと思いながら、逃走すること数分。なんとか、身を隠せるようなところまで来て、一息。

一息つくと、余裕がでたのか、ふと思いつく。
もしかして、あそこに巣があるのかも。

巣がありそう?どうでしょう?

次回は双眼鏡持参で観察しようと心に決めるビケット。←懲りてない

その次回。双眼鏡持参で行くも、双眼鏡を取り出す前に、目視で一羽のハゲワシと、それより小ぶりなハゲワシの計2羽を確認。親子か?その後、双眼鏡を取り出して周囲や崖を観察しても、ハゲワシの影すら見えない。巣がありそうな崖から飛び立つ、または巣に戻るハゲワシは現れない。たまたま、遠くに飛ぶハゲワシを見つけたので、双眼鏡を向けてみるも、双眼鏡の性能もいいものではないし、ハゲワシもただ飛んでいるだけなので、ふーん。。。という感じ。
結局、3回ほど観察しに行ったが、いつもそんな感じで終了。一度、抜けた羽を発見したので撮影。

羽大きい!

あっという間に麓の気温が30度以上から15度台に下がり、山の上は寒くなって、一部では初冠雪も確認されたので、もう行くのはやめにしたビケット。
これにて観察終了(笑)。

ちなみに、ピレネー山脈一帯ではLe Vautour fauve シロエリハゲワシが生息しています。
シロエリハゲワシ強そうな顔(写真はwikipedia仏語版よりお借りしました)

シロエリハゲワシは名前の通り、襟にあたる部分から頭頂部まで白い毛で覆われており、wikipedia仏語版によると、体長が95から110cm、重さが8kg、羽を広げた時の大きさは2.65mにもなるそうな。羊サイズと見まごうたのも、でかっ!と思ったのも頷ける。
ラマの飼い主によると、以前は「繁殖餌やりプログラム」のようなものがあって、ハゲワシにとって食べ物が結構あったが、かなり繁殖したのでそのプログラムは中止となり、現在、ハゲワシたちはかなりお腹が空いている状態らしい。それで、ハイカーや生きた動物も襲っているのではないかと、その人は推測している。それが本当であれば、人間のエゴと浅知恵が、跳ね返ってきている事態と言えよう。
ということで、ピレネーにお越しの際は十分にご注意を。

なお、麓には観光施設Le Falaise aux Vautoursがあるので、安全に観察できます。

Le Falaise aux Vautours
64260 ASTE-BEON
TEL : 05.59.82.65.49
E-mail : falaiseauxvautours@gmail.com
URL : http://www.falaise-aux-vautours.com

注 予約のグループのみという月もあるので、サイトを必ず確認してください。

後日談。
家人に、

「うちの近所にも巣があるじゃん。」

と言われ、あー、そういえばそうだったなぁ。。。と思い出し、どんよりしたビケットである。

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